プロフィール
m s j 松下自動車
m s j 松下自動車
浜松市北区細江町気賀
m s j 松下自動車 有限会社
www.matsushita-j.com
< 2024年11月 >
S M T W T F S
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
QRコード
QRCODE
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 44人
アクセスカウンタ
 › m s j 松下自動車〜CEOのブログ › 新車&試乗車情報 › 新型アルトのインテリア 質問にお応えします

2014年12月17日

新型アルトのインテリア 質問にお応えします

☆お知らせ☆

 2015年1月10日付け 新型アルト 試乗動画公開しました^^)
 クリックhere →http://matsushitaj.hamazo.tv/e5859777.html
新型アルトのインテリア 質問にお応えします

☆お知らせ ☆
 2015年1月1日付け 新型アルトX試乗動画 on msj movies 、公開予告編です!!!
 クリックhere→http://matsushitaj.hamazo.tv/e5843558.html
新型アルトのインテリア 質問にお応えします





新型アルトのインテリア 質問にお応えします

多くの方から疑問として寄せられているご質問に応えさせていただきます。
あるある様からのお問い合わせ
アルトのレビューいつも楽しみに見ています。 6代目のアルトに乗っている者ですが、6代目・7代目のアルトよりインテリアが安っぽく見えることはありませんか? 主観的でもかまいません。



msjの回答
こんばんは、あるある様(^_^)
お恥ずかしい限りですが、感じたままをテキストにしてしまってます(汗)

主観的で構わない、とのことですので、思ったままを。

結論から。

安っぽく見えることはない、そう思います。
安いつくりであることは、否定しません^^が、安っぽくなんかない。そう断言しちゃいます。
子供っぽいごまかしもありません。

理由は、デザインの妙味と機能性です。

先日のブログでも使った表現ですが、北欧的シンプリシティ。
何気なく素朴ではあるが、決してそれは、洗練されていない野暮ったさではない、という理由からです。

もちろん、超一流だとは、言いません。
しかし、バランスがとれている。

正直、初めて車内に乗り込んだときは、「もうちょっと、力を入れて質感をアップして欲しかった。」と思いました。

インストゥルメンタルパネルだけでなく、ドアの肘部分がビックリするほど簡素だったり、室内の部分的には、ホンダのロゴのように、塗装パネルがむき出しだったりします。
シート形状も、一体型ですし。

しかし、それは、あたり前の話。

新型アルトが低価格車であるという使命をもつため、絶対に、コストのかかるデザインや素材、製法を用いることが出来ません。
区別する必要があります。
安い造りというのと、インテリアが安っぽいデザインであることとは、別の話。

デザインの重要な要素の一つに、「毎日向かい合う中で飽きのこないこと。」があるならば、
新型アルトは、
①低価格車というコストに縛られた上で、
②加えて、そのエクステリアが非常に特異な出来栄えを持つ、
という生まれながらの制約がある中、
洗練された微妙なデザインフィロソフィーを込めて、シンプルで愛着のわく、簡素で飽きのこないデザインにしあげてきたのではないか、
そう思います。
そして、各部の機能性が、役割を果たすことに集中しており、華美さは皆無という点もスパイスとしてあります。

こうした、潔い、割り切りが多く箇所に見られますが、安っぽいと考えずに、これもまた一つの味わいと思うことが出来たら、
人生の楽しみが増えるのかな。

そうそう、機能性で大切なことを言い忘れていました。
シートがいいです。
一体型のシートは、なんとなく見た目はがっかりするのですが、
パイピングのある、薄らとした色合いのシートは、びっくりするほどしっかりしています。

シートは、クルマに乗る以上、絶対にさけられない「感じるところ」です。
ここが悪いと、何もかもスポイルしてしまう、本当に大切なところ。
なのに、軽自動車だけでなく、日本車の多くでなおざりにされているパーツ。

新型アルトでは、ここがしっかりとしています。
いまでは、むしろ、一体型のこのシートでデザイン的によかったな、そう思います。

msj の愛車のフィアット500のシートも、初めて見たときは、座面が丸くて驚きました。
「イタ車は、デザインを優先させて、どうしようもないな、これは。」そう思い座ると、
「アッ、これいイイ!!!」と感じ、7年経った今でも、このクルマは手放していません。

新型アルトでは、インテリアデザインを補完するかたちで、
こうした各部位のインターフェースのよさが重要な役割を果たしていると思います。
大切なところがダメじゃないんです。

愛着のわかないものは、洋服、靴、おもちゃ、ペン、グラス、家具、スマホなどなど、大切にされません。

そして、安いものも、大切にされないという運命を往々にして、生まれながらに持ってしまっています。ましてや、使い勝手が悪かったり、すぐ壊れたりしたら、余計にです。すぐに、イヤになってしまう。

アルトは、低価格車。安いクルマです。

だけど、スズキは、矜持を持って、
「だからといって大切にされないのは、あまりにもクルマにとって不憫で可哀想。
高いのばっかり、普通車ばっかりが愛されるなんておかしい!」
そういう愛情をもって、この新型アルトに取り組んだような気がしてなりません。

使いやすくて、故障が少ない(適切なメンテナンスがあれば)、
でも安いクルマ。
それがスズキ車。

メーカーとして新型アルトにかけられるコストと価格を念頭において、このインテリアデザインと各部の機能性に向かい合えば、
決して悪くありません。
それどころか、大切なモノとして向かい合えば、自分だけのアルトの魅力を見つけられるように思う。
そんな風に、msj は思っています・・・。
新型アルトのインテリア 質問にお応えします


同じカテゴリー(新車&試乗車情報)の記事
新型ラパン
新型ラパン(2015-06-03 21:05)


Posted by m s j 松下自動車 at 00:00 │新車&試乗車情報
この記事へのコメント
新しい記事で返事を頂くとは思ってもみませんでした。
安っぽいと言うわけでなく、安いなりに頑張っているということが文章からひしひしと伝わってきました。
22日の発表までとても待ち遠しいです。ありがとうございました。
Posted by あるある at 2014年12月17日 11:56