2015年05月24日
新型ロードスター:その3(MAZDA NEW MX-5)デザイン考察 #2
フロントフェンダーに生まれた膨らみは、
ドアを開くことで、
これまでにない、新たな驚きを与えてくれる。
そこに触れる前に、このクルマに与えられた定義を考えたい。
イギリス生まれのロードスターという単語。
Roadster、
この単語の定義は、
極めてシンプル。
「二人乗りのオープンカー」、だ。
では、オープンカー宿命とは何か?
オープンカーは、
窓を開け、
屋根を取っ払い、
機械の中から自然を感じるために生まれたことから出発する。
それ故、中が丸見え。
中?
中とは?
その意味するところは、
普段は見えないところが見えてしまうことにある。
見えないとろ・・・。
見せないところ・・・。
日本人的に、これだけでエロティックに感じてしまう。
その避けられない出自故に、
ロードスターは、
”中を見せつける”必要がある、という星の下に生まれている。
この前提を下に、
新型ロードスターに話を戻します。
新型ロードスターは、その刺激的なフロントのフェンダーの膨らみを、
”見られること”を(小悪魔的に)意識して、
フロントからサイド、サイドからリヤへと流れるビュー、
そしてコックピット内の視界までも浸食して攻めてくる。
左右の膨らみから生まれる流れは、
窓を開け、
オープンにするこで目眩をともなうほどの刺激的に続く流れとなる。
その流れは、清流の険しい岩の上を流れる水面ように、
柔らかい滑りとして、途切れずリヤまで流れているが、
一つのピークをドアを開けることで迎える。
”ロードスターは見せるもの”という解釈のもと、
ボディは外側だけでなく、車内もその連続性の波に包まれるというコンセプトで、
こうしてドアを開けることで、
実に、ボディのデザインと力感を、車内にまで流れ込ませ、持ち来ませている。
ドアを開けることで始まるこのデザイン効果は、
外からの流れを途切れることなく車内に続かせ、コックピットとボディとの一体感を作り上げている。
そしてドライバーは、
マツダの標榜する「人馬一体感」を、よりいっそう強く、常に、感じ続けることとなる。。
魅せるための体と、特別な人にしか見せることのない内面の融合が、
”開ける”と言う”儀式”と連動して、
ドアを開けたその瞬間から始まり、
自分のみならず、見せつけることで他者をも魅了する。
屋根があっては、決して出来ない優雅で魅力的なデザイン。
ヨーロッパで生まれたロードスターという文化が、日本のマツダにおいて、昇華している。
ドアを開くことで、
これまでにない、新たな驚きを与えてくれる。
そこに触れる前に、このクルマに与えられた定義を考えたい。
イギリス生まれのロードスターという単語。
Roadster、
この単語の定義は、
極めてシンプル。
「二人乗りのオープンカー」、だ。
では、オープンカー宿命とは何か?
オープンカーは、
窓を開け、
屋根を取っ払い、
機械の中から自然を感じるために生まれたことから出発する。
それ故、中が丸見え。
中?
中とは?
その意味するところは、
普段は見えないところが見えてしまうことにある。
見えないとろ・・・。
見せないところ・・・。
日本人的に、これだけでエロティックに感じてしまう。
その避けられない出自故に、
ロードスターは、
”中を見せつける”必要がある、という星の下に生まれている。
この前提を下に、
新型ロードスターに話を戻します。
新型ロードスターは、その刺激的なフロントのフェンダーの膨らみを、
”見られること”を(小悪魔的に)意識して、
フロントからサイド、サイドからリヤへと流れるビュー、
そしてコックピット内の視界までも浸食して攻めてくる。
左右の膨らみから生まれる流れは、
窓を開け、
オープンにするこで目眩をともなうほどの刺激的に続く流れとなる。
その流れは、清流の険しい岩の上を流れる水面ように、
柔らかい滑りとして、途切れずリヤまで流れているが、
一つのピークをドアを開けることで迎える。
”ロードスターは見せるもの”という解釈のもと、
ボディは外側だけでなく、車内もその連続性の波に包まれるというコンセプトで、
こうしてドアを開けることで、
実に、ボディのデザインと力感を、車内にまで流れ込ませ、持ち来ませている。
ドアを開けることで始まるこのデザイン効果は、
外からの流れを途切れることなく車内に続かせ、コックピットとボディとの一体感を作り上げている。
そしてドライバーは、
マツダの標榜する「人馬一体感」を、よりいっそう強く、常に、感じ続けることとなる。。
魅せるための体と、特別な人にしか見せることのない内面の融合が、
”開ける”と言う”儀式”と連動して、
ドアを開けたその瞬間から始まり、
自分のみならず、見せつけることで他者をも魅了する。
屋根があっては、決して出来ない優雅で魅力的なデザイン。
ヨーロッパで生まれたロードスターという文化が、日本のマツダにおいて、昇華している。
Posted by m s j 松下自動車 at 00:50
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