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 › m s j 松下自動車〜CEOのブログ › 新型ロードスター › 新型ロードスターその2(MAZDA NEW MX-5)デザイン考察 #1

2015年05月23日

新型ロードスターその2(MAZDA NEW MX-5)デザイン考察 #1

昨日に続いて、新型ロードスター試乗インプレッション。
新型ロードスターその2(MAZDA NEW MX-5)デザイン考察 #1
と言っても、今回は、デザインの考察(インプレッション)。

新型ロードスターは、現代のクルマとしては、コンパクト。
しかし、パッと見、とても大きく見える。

理由は、そのデザインが、極めて挑発的が故。

イタリア車のエロスがかいま見られるが、
日本人のテイストで、情感的に、エロティックに、見事に表現されている。
鼓動デザインがこうして昇華されたことに、驚く。

フロントからリヤに向かって、
感じ、考察して行こう。

フロント正面から見ると分かりづらいが、
ホイールアーチが、マスキュリンに盛上がっている。

薄い顔を持つコンパクトなボディの印象とそれの対比が生み出す、
静けさの中に潜む弾ける寸前の力、を感じさせる。
インパクトが大きい。
新型ロードスターその2(MAZDA NEW MX-5)デザイン考察 #1
この写真だと、もう少し分かりやすい。
新型ロードスターその2(MAZDA NEW MX-5)デザイン考察 #1
ともすると可愛らしくなり勝ちな逆台形のマツダグリルが、
切れ長の目とマグマが爆ぜる寸前のように盛上がったフェンダーの膨らみにより変貌し、
サメのような静かな威厳を想起させる。
新型ロードスターその2(MAZDA NEW MX-5)デザイン考察 #1
このフェンダーの膨らみは、
女性のウェストのように、サイドビューにかけて絞り込まれていく。
新型ロードスターその2(MAZDA NEW MX-5)デザイン考察 #1
ここで、隆起は男性的なものではないことに気がつかされる。
筋肉質ではなく、膨よかなのだと。

フェミニンなものに変貌した隆起は、そのまま真に膨よかなヒップラインへと結ばれていく。
新型ロードスターその2(MAZDA NEW MX-5)デザイン考察 #1

実に刺激的でドラマチックな展開。

しかし、リアに行く前にコックピットからも。

コックピットに着座しても、この膨らみは視界に入り続け、
刺激してくる。
こうして、三つの山があるかのようなフェンダーとボンネットの膨らみとして。
新型ロードスターその2(MAZDA NEW MX-5)デザイン考察 #1
驚くべきことにこの膨らみは、さらに、ドアを開けることで車内と融合し、
次のデザインの流れに受け継がれていく。

そしてこの時点(着座して)で、確信する。
このフェンダーの膨らみは、フロントを彩るマスキュラーな機能では決してなく、
一度見たら釘付けになる、小悪魔的ボディラインとしてリヤまで流れる前奏だということに。

つづく
新型ロードスターその2(MAZDA NEW MX-5)デザイン考察 #1


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Posted by m s j 松下自動車 at 01:44 │新型ロードスター