THe world is changing without stopping.
止まることなく、世界は変化し続ける。

この言葉、ご存知の方もいらっしゃるでしょう。
２０世紀の思想界に最も大きな影響を与えた哲学者でもあり芸術家でもあった英国人、
ジェレミー　クラークソンの言葉であったかと記憶しています。
http://en.wikipedia.org/wiki/Jeremy_Clarkson

世界は、常に変化し続ける。
その結果、驚くべきことも時としておこるもの。

トヨタとBMWの提携交渉もその一つ。
ほんの数年前までは考えられなかった出来事だ。

（朝日新聞１１月２６日）

トヨタのハイブリッド技術は、他社を周回遅れにしており、
技術のみならず、セールスにおいても圧倒的な状況にある。

しかし、エコカーはHVのみにあらず。
EV、FCV、PHV、クリーンディーゼル、水素エンジン、
そしてそれらのハイブリッド。
http://www.kankyo-business.jp/ecocar/ecocar_list.html

HVはトヨタだが、他社は別の分野でリードしている。
BMWは、ディーゼルと水素だ。
東京モーターショーには、魅力に溢れたEVの
『i8』、『i3』も出品する。

（画像をクリックすると大きくなります）

相互補完をして、他社を出し抜くことが、
勝利への近道ということか。
世界一の販売台数を誇る成り上がりVWが、
同じディーゼル技術に関して、
我らが中小企業スズキと下らない紛争をしている間に・・・。

しかし、アングルを変えると違った側面も見えて来る。

（東京新聞１１月２６日夕刊）
かつては、トヨタと熾烈な争いをし、そして敗れ去った日産。
その背後にいるルノー。
さらには、三菱ふそうをまんまとダマしとったダイムラーは、
柳の下のどじょうとして何を狙っているのか。

日本の製造業は、エレクトロニクスも含めて、
世界の中でどう戦っていくのか。
ジェレミー　クラークソンなら、どんな分析をして、
どんな将来を予言するのだろうか？