新型アルト最新情報 「エクステリア デザイン」

m s j 松下自動車

2014年12月09日 00:00

☆お知らせ☆

 2015年1月10日付け 新型アルト 試乗動画公開しました^^)
 クリックhere →http://matsushitaj.hamazo.tv/e5859777.html


☆お知らせ ☆
 2015年1月1日付け 新型アルトX試乗動画 on msj movies 、公開予告編です!!!
 クリックhere→http://matsushitaj.hamazo.tv/e5843558.html







(写真の掲載はスズキ㈱により禁止されており、テキストとなっております。ご承知くださいませ。)

新型アルト インテリアデザイン も公開しました12/14(日)!
 http://matsushitaj.hamazo.tv/e5810073.html

  エクステリア デザイン         
新型アルトの実車ををじっくり観察しての私なりの印象です。

一言で言うと、
(後戻り出来ない危ない発言をすることとなるのを承知で言ってしまいますが、)

名車のデザイン。

と私は、思います。
世代を超えて、生き残ることが出来るデザインである、と。

シンプルなのに、イキイキとしている!
秀逸の一言。

日本車にありがちな、意味不明で無駄なラインや張り出しがなく、全体のバランスが素晴らしい。
各部の一つ一つの膨らみなどの造形が、自然でありながら凝られており個性的。
しかし、それらが自己主張しているのではなく、それら全てが、アルトというクルマの個性のための個性として機能している。

既に公開されている写真で見て取れるように、
面とライン、そして微妙な凹凸を軸にしたデザインは、
取ってつけたようなデコレーションに頼ることろが全くない。

ジウジアーロの手がけた、ゴルフやパンダに通ずる簡素で大胆な美しさがある。
だが、古さは感じない洗練されたニューレトロ。
一歩先ではない半歩先の未来、というエッセンスがデザイン文法に入っているからではないか、と私は思う。

大胆なスズキデザインに、外部の血として、元アウディのシングルフレームを世に出したデザイナーが加わったことで、魅力的なハーフが生まれたといったところ。
高級ブランドを手がけたこの元アウディデザイナーの日本人が、絶妙な風を吹き込んだことが奏効した賜物か。

フロントフェイスは、初代、二代目のアルトへのオマージュに加えて、
今はやりのセルロイドの眼鏡をモチーフに創りあげられており、
地味ながら遊び心に満ちている。
見れば見るほど、近づけば近づくほどに、愛嬌に満ちていいる。
毎日、会う顔ってとっても大切。
朝一番で会うこのフェイス、通勤通学の日々に必ず彩りを与えてくれるだろう。

ウィンドウエリアは小さめで、ボディパネル面積が大きく取られており、
一歩間違うとおデブちゃんとなってしまうが、
ボディサイドに大きく張り出したバックドアのライン
(スプラッシュでも用いたチリのラインを太めに使いデザインとして利用する手法)と、
初代アルトと同じリヤエンドの傾きに、リアガラス直下の少し飛び出たエッジのミックスが軽やかさをつくり出す。
そして、ドアパネルの上下の深みのある二本のラインが、全体の重たさを見事に消し去り、黄金律を生み出している。

スズキ車の中で、最長のロングホイールベースは、スモール系の軽の小さな室内確保に役立っているが、
それだけではない。
全長ギリギリに配置された前後フェンダーの軽くえぐれたホイールアーチから流れるラインが、
前後エンドの複雑な造形と、そうとは気づかないほど絶妙にブレンドされている。

13インチのホイールキャップもいいが、145/80では、このデザインの本質がスポイルされてしまう。。
やはりここは、何と言っても、(アルトなのに!)15インチのアルミホイール165/55を合わせたい。
ミニライトを彷彿とさせる力強さに、繊細なラインを加えた自然な出来栄え。
これを、小さなボディに組み合わせると、
モーターショーで展示されているような、インチアップされたショーモデルのようなカッコ良さ。

このアルトのデザインは、これまでにないクルマ(というより軽自動車!)へのアプローチ。
スズキは、こうしたカタチで、軽自動車の新しい可能性を提示している。
ワゴンRやタントのような、他社に模倣されやすい、発想を軸としたクルマづくりから生まれるデザインではなく、
これまでは外車にのみ許されて来たような、クルマ本来のモノとしての魅力を訴えかけるデザイン。

これから、何年経っても、生き残り続けることが出来るシンプルな普遍性と、
これまでの軽にはなかったプロポーション。
誉め過ぎだと自分でも思うけど、これは傑作。

見事の一言。



次回(今週中に)は、インテリアや燃費などの動力性能、ターボRSについて、テキストをいたします。



  夢想            
つい想像してしまいました。(随分と気の早い!)

今まだ、免許証を持っていない小学生や中学生の平成10年代の世代が、5年後10年後に初めてのクルマを買う時を・・・。

若いからお金がない、そしてクルマ以外のモノにもお金を使いたい。
なぜなら、クルマ以外にも魅力的なモノがたくさんあるから。
しかし、ダサいのはカンベン!っていう、世代。
例えば、
身の丈に合わない贅沢は、かえって格好悪いっていう、新しい世代。

そこで、中古のアルトですよ!

その頃には、さらにブランド力に磨きをかけたスズキのSマークが、いい感じになっているのでは。
外車や高級車、ミニバンやスペース系は、スマホやタブレット世代にとっては、盛り過ぎていて魅力がない。
しかし、ちょうどいい大きさのアルト!
カッコいい、古くてもカッコいい、しかも名車だよ!
年数たっていてボロくたっていい味。しかも国産車だから壊れない!
軽自動車ってスマートでエコでいいじゃん!って感じでアルトを選ぶ!

夢想です(笑)。


いいな、軽自動車って。
日本に生まれて良かった!!!

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